簡単に分かるフランクミュラーの修理のポイント
小さな腕時計の中には、様々な精巧な技術と人間の知恵が詰まっています。
そのなかで、腕時計の駆動に必要な動力源として、二つのエネルギに関する話題を拾ってみました。
そのひとつは、ソーラー腕時計ですが、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを動力とするもので、現在のものは文字盤の下層(あるいは文字盤の周囲)にソーラーセルが搭載されています。
初期のものは、発電効率を上げるため、文字盤の透明度が高く太陽電池セルの分割線が透けて見え、紫がかった黒系統の文字盤色が多かったですが、その後の技術開発により、発電効率の向上とともに光の透過率を犠牲にせずに、様々なカラーやデザインの文字盤が採用されるようになりました。
フランクミュラー 修理を初めて利用する方へ知っておいて欲しい基礎知識やオススメ情報をお教えます 。
また、ソーラー腕時計の、二次電池の消耗を避けるため、夜間・暗闇で発電がされない場合は秒針を停止させるなどのパワーセーブ機能を持っており、さらに電池残量が少なくなると針を完全に停止させ、中のクロック部分のみ機能する状態となり、長期間にわたり時刻情報が保持される機構となっています。
もう一方は、自動巻腕時計であり、装着者が腕を振ることで錘が回転しぜんまいを巻き上げるもので、腕の運動エネルギーを腕時計の動力とするものです。
錘を仕込んだ自動巻き機構自体は懐中時計用として1770年に発案されていましたが、ポケットに収まった安定状態で持ち運ばれる懐中時計よりも、手首で振られて慣性の働きやすい腕時計に、より馴染む技術であり、ところを得た技術と言えるものです。
その最初の実用的な自動巻腕時計となったのは、イギリス人が開発した半回転ローター式で1926年にスイス会社から発売されました。
続いて、1931年には、より効率に優れた全回転式ローター自動巻がスイスで開発され、現在ではこの方式の自動巻が一般化しています。
自動巻きは、装着されている限りぜんまいの力が常に十分に蓄えられているために、手巻き式に比べ精度が高くなる傾向があります。
また、身につけていない場合はワインデイングマシーンにセットしておくとぜんまいを巻き上げる事を可能にする機構もあり、まさに小さい腕時計の中に人間の英知が集積された技術の結晶と言えるものです。

